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聖書論 II

聖書批判史考 ニーチェ、フロイト、ユング、オットー、西田幾多郎

著:清 眞人

紙版

内容紹介

旧約聖書・新約聖書・正統キリスト教・グノーシス派を総体的に考察!
旧約聖書、新約聖書の言説を余すところなく分析し、ニーチェを嚆矢とした正統キリスト教に対する批判的考察を受け継ぎながら、《四者関係を問わずしてはどの一者の真の理解にも達しえない》という四者――旧約聖書に体現される古代ユダヤ教ヤハウェ信仰、新約聖書に語り伝えられるイエスの思想、パウロを創始者とする西欧の正統キリスト教、古代キリスト教における最大の異端たるグノーシス派――の連関を浮かび上がらせる。

著者略歴

著:清 眞人
●清眞人(きよし・まひと) 1949年生まれ、早稲田大学政経学部卒業、同大学院文学研究科哲学専攻・博士課程満期修了。元、近畿大学文芸学部教授。本書に深く関連する著書としては、『《想像的人間》としてのニーチェ――実存分析的読解』晃洋書房、2005年。『遺産としての三木清』(共著)同時代社、2008年。『三島由紀夫におけるニーチェ――サルトル実存的精神分析を視点として』思潮社、2010年。『村上春樹の哲学ワールド――ニーチェ的長編四部作を読む』はるか書房、2011年。『サルトルの誕生――ニーチェの継承者にして対決者』藤原書店、2012年。『大地と十字架――探偵Lのニーチェ調書』思潮社、2013年。『否定神学と《悪》の文学 預言者メンタリティーと『白鯨』』アマゾン・kindle電子書籍、2015年。『否定神学と《悪》の文学Ⅱ マンの『ファウスト博士』とニーチェ』アマゾン・kindle電子書籍、2015年。『否定神学と《悪》の文学Ⅲ ドストエフスキー的なるものと『罪と罰』』アマゾン・kindle電子書籍、2015年。他多数。

ISBN:9784865780406
出版社:藤原書店
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMF