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岡田英弘著作集

岡田英弘著作集 VI 東アジア史の実像

著:岡田 英弘

紙版

内容紹介

台湾、チベット、モンゴル、韓半島、満洲……
シナ文明と密接に関わる周辺地域を、どう見るか。
その近代化に日本が大きな役割を果たした台湾。今は中国による弾圧にさらされているが、清朝時代には仏教との関わりで大きな影響力をもったチベット。そして現在の中華人民共和国のあり方に大きな意味をもつ清朝の中心民族であった満洲、その淵源たるモンゴル。つねにシナの圧力から逃れられない地理的位置にある韓半島。そしてベトナム等の東南アジア――東アジアの各地域は、シナの影響をどのように受け、あるいは遮断し、今日の複雑な関係を形成しているのか。
[月報]鄭欽仁/黄文雄/樋口康一/Ch.アトウッド

著者略歴

著:岡田 英弘
●岡田英弘(おかだ・ひでひろ)1931年東京生。歴史学者。シナ史、モンゴル史、満洲史、日本古代史と幅広く研究し、全く独自に「世界史」を打ち立てる。東京外国語大学名誉教授。1953年、東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年、『満文老檔』の共同研究により、史上最年少の26歳で日本学士院賞を受賞。アメリカ、西ドイツに留学後、ワシントン大学客員教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を歴任。著書に『歴史とはなにか』(文藝春秋)『倭国』(中央公論新社)『世界史の誕生』『日本史の誕生』『倭国の時代』(筑摩書房)『チンギス・ハーン』(朝日新聞社)『中国文明の歴史』(講談社)『読む年表 中国の歴史』(ワック)『モンゴル帝国から大清帝国へ』『〈清朝史叢書〉康煕帝の手紙』(藤原書店)ほか多数。編著に『清朝とは何か』ほか。2013年6月に、これまでの仕事の集大成となる『岡田英弘著作集』全8巻が刊行開始(2015年完結予定)。

ISBN:9784865780147
出版社:藤原書店
判型:4-6
ページ数:576ページ
定価:5500円(本体)
発行年月日:2015年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT