カール・レンナー入門
著:アントーン・ペリンカ
訳:青山 孝徳
紙版
内容紹介
オーストリアを1918年と1945年の二度にわたり「建国」したカール・レンナーは、死後70年の現在も評価と批判が交錯する人物でもある。オーストリアの抱える「あいまいさ」──ナチから解放された国であるとともに、ナチとともに犯した加害を忘れた国──を作り出したのはレンナーではないか、と著者は鋭く迫る。しかし、併載のツヴァンダーによる記事は、最近の筆者の微妙な評価変更を示唆する。
目次
序
一、カール・レンナーという人物の重要性
二、民族を問う
三、法を問う
四、国家を問う
五、民主主義を問う
六、受動あるいは日和見主義と国内亡命
七、国父
八、レンナー 社会民主主義者の一つの類型
九、レンナー オーストリア人の一つの類型
付論 ヴォルフガング・ツヴァンダー「国父カール」
訳者あとがき
訳注
原注
参考文献
カール・レンナー関連年表
人名索引
ISBN:9784865200508
。出版社:成文社
。判型:4-6
。ページ数:176ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2020年07月
。発売日:2020年07月17日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。