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亀田メディカルセンターが実践している スポーツ医学的に正しいエクササイズがわかる本

著:大内 洋
著:大澤 有美子
著:宮本 瑠美

紙版

内容紹介

■メディカルフィットネス施設が推奨し、実践している安全で効果的なエクササイズ!

健康づくりのために運動に取り組むのは素晴らしいことです。しかし、そのとき大切なのは、正しい知識に基づいて行うこと。闇雲に行うと、体を痛めたり、ケガをしたり、思わぬ結果を招くこともあります。

あらゆる情報が溢れている今の時代、エクササイズに関する情報もたくさんあります。それらを参考に取り組むのもひとつの方法ですが、中には、スポーツ医学的に効果が期待できないエクササイズが紹介されていることや、もっとひどい場合には健康を害する可能性すらある誤ったエクササイズが紹介されていることもあります。

そこで、そうした情報に惑わされることなく、効果的なエクササイズに安全に取り組むことができるように、医療法42条に定められた「メディカルフィットネス施設」である亀田メディカルセンターが推奨し、実践している「スポーツ医学的に正しいエクササイズ」の知識を1冊の本にまとめました。

エクササイズを行う目的やその人の身体のレベルによって、取り組むべき内容も異なります。メディカルフィットネス施設として、日頃からひとりひとりの状態に合わせて、きめ細かな運動指導を行っている亀田メディカルセンターのノウハウの一端を、本書では図や写真をまじえながら詳しく解説しています。

必要な知識をきちんと身につけて運動をすることは、効果を最大限に引き出し、ケガから体を守ることにもつながります。本書を手に、ぜひ安心・安全なエクササイズに取り組んでください。

目次

【第1章】 運動は正しく行うことが大切です
 正しい知識を持って取り組もう/メディカルフィットネス施設活用のすすめ

【第2章】 運動を始める前に知っておきたい基礎知識
 運動の適量について/運動の環境について/長年運動習慣がない場合の注意点

【第3章】 まずは土台を整えましょう
 体力をつける前に――土台づくりをしよう/しなやかさのチェックと改善ストレッチをやってみよう/ストレッチで柔軟性を改善しよう/動きの癖をチェックしてみよう/自分の脚力を知る方法

【第4章】 運動前後に行っておきたいポイント
 ウォーミングアップとクーリングダウンでしっかりケア

【第5章】 目標や目的にあわせたポイントとエクササイズ
 タイプ1:健康増進のために気軽に体を動かしたい人(リフレッシュ・リラックス/運動不足解消)
 タイプ2:疾病予防のために運動に取り組みたい人(生活習慣病予防/転倒予防/腰痛予防/膝痛予防/肩こり予防)
 タイプ3:スポーツ愛好家(筋力向上/持久力向上/スピードアップ/体幹トレーニング/フロアトレーニング)
 スポーツ復帰へのポイントと注意点

【第6章】 どこか痛めてしまったときはどうすればいい?
 外傷・障害について/障害の応急処理/外傷の応急処理/こんなときは病院を受診

【第7章】 日頃の生活から心掛けておきたいこと
 姿勢に気をつけよう/NEATを増やすことも大切/靴を見直してみよう/ウォーキングとジョギングの実施のポイント

著者略歴

著:大内 洋
大内 洋
亀田メディカルセンター スポーツ医学科主任部長。医学博士
日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
2001 年東京医科歯科大学医学部卒。運動療法や関節鏡手術を専門にする全国の施設にて修行した後、スポーツ整形外科・関節鏡手術で全米有数のクリニック Taos Orthopaedic Institute に留学。帰国後は亀田メディカルセンターにスポーツ医学科を設立。2009 年より現職。なでしこリーグのオルカ鴨川 FC をはじめ、プロ野球、日本水泳連盟、日本オリンピック委員会など多くのスポーツ関連団体でドクターとしても活動している。
著:大澤 有美子
大澤 有美子
亀田メディカルセンター スポーツ医科学センター主任。スポーツ医科学修士
健康運動指導士、アスレティックトレーナー(BOC-ATC)、IOC-Diploma
日本体育大学卒業後、2002 年州立オレゴン大学大学院 Exercise & Movement Science 課程を修了し、準医療資格の一つであるアスレティックトレーナーの国家資格を取得。州立ニューハンプシャー大学において、常勤アスレティックトレーナーとして、バレーボールや陸上競技、サッカー、バスケットボールなどの競技サポートに携わる。帰国後は亀田スポーツ医科学センターにて、主に実業団から学生アスリートのアスレティックリハビリテーション (リコンディショニング)を担当し、同時に一般の方の健康増進および転倒予防サポートに従事している。
著:宮本 瑠美
宮本 瑠美
亀田メディカルセンター スポーツ医科学センター副主任。スポーツ医科学修士
健康運動指導士、心臓リハビリテーション指導士、アスレティックトレーナー (JSPO-AT)、ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)
2010 年国際武道大学大学院武道・スポーツ研究科修了後、亀田スポーツ医科学センターにて、主に糖尿病の運動療法や一般の方の健康増進および転倒予防サポートを担当し、同時にスポーツ障害のアスレティックリハビリテーション (リコンディショニング)に従事している。また、トレーナー活動として、セーリングの競技サポートにも携わる。2016 年早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期過程単位取得後満期退学後は、エビデンスに基づいた運動療法およびトレーニングの提供を心掛け、現場と研究をつなぐ橋渡し研究に力を入れている。

ISBN:9784865138238
出版社:株式会社法研
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXH