鳥たちのフランス文学
編著:岡部杏子
編著:福田桃子
他著:中村英俊
紙版
内容紹介
18世紀の自然誌から、デボルド゠ヴァルモール、ジョルジュ・サンド、バルザック、ヴェルヌ、ビュトール、プルースト、ルーセル、ブルトン、ボヌフォワ、マリー・ンディアイまで――18世紀から21世紀にいたるフランス文学の世界を飛び翔る鳥たちの姿を渉猟、精読する。
目次
序(岡部杏子)
1 セストスの鳥、高潔な鳥、鉤状嘴の鳥――自然誌から鳥類学へ(中村英俊)
2 サヨナキドリが歌うとき――マルスリーヌ・デボルド゠ヴァルモールの死生観(岡部杏子)
3 ジョルジュ・サンドとバルザックのいくつかの小説における鳥と剥製(博多かおる)
4 神ジュール・ヴェルヌと鳥たちの世界(石橋正孝)
5 ゴモラの鳥たち――『失われた時を求めて』におけるつがいの幻想(福田桃子)
6 レーモン・ルーセルにおける鳥の調教と詩(新島進)
7 シラサギが飛び立つまで――アンドレ・ブルトンにおける«aigrette »(前之園望)
8 鳥の影の主題による変奏――イヴ・ボヌフォワの二篇の詩をめぐって(三枝大修)
9 ハシボソガラスと血――マリー・ンディアイ『魔女』における鳥(笠間直穂子)
あとがき(福田桃子)
ISBN:9784864882941
。出版社:幻戯書房
。判型:4-6
。ページ数:352ページ
。定価:3400円(本体)
。発行年月日:2024年02月
。発売日:2024年02月26日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。