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ルリユール叢書

シラー戯曲傑作選 メアリー・ステュアート

著:フリードリヒ・シラー
訳:津﨑正行

紙版

内容紹介

16世紀のスコットランド女王メアリーの生涯の〈最後の三日間〉を舞台に、カトリック対プロテスタントの宗教・政治的対立を描いて波紋を呼んだシラーの歴史劇。メアリーの「精神的自由」という理念のドラマを、古典主義規範によって理性と感性の調和として厳密に構成した、全五幕の傑作悲劇。

著者略歴

著:フリードリヒ・シラー
(Friedrich Schiller 1759–1805)
ドイツの作家、思想家。ゲーテと並ぶドイツ・ヴァイマル古典主義の代表的人物。一七八一年、戯曲『群盗』でデビュー。1788年に上梓した『オランダ独立戦争史』によりイェーナ大学歴史学教授として招聘される。1790年代にはカント研究の成果として『カリアス書簡』、『人間の美的教育について』などを出版し、美学者としても思想史に名を残した。1794年から始まったゲーテとの交流は、後期の詩作品や戯曲にも影響を与え、シラーの歿年まで続いた往復書簡は千通にも及んだ。
訳:津﨑正行
1973年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学、東京理科大学、東京藝術大学非常勤講師。近代ドイツ演劇を専攻。訳書にベルトルト・ブレヒト『ファッツァー』、エルフリーデ・イェリネク『スポーツ劇』、ヨッヘン・へーリッシュ『メディアの歴史』(共訳)など。

ISBN:9784864882804
出版社:幻戯書房
判型:4-6変
ページ数:408ページ
定価:3900円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年08月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DD