ルリユール叢書
ボスの影
著:マルティン・ルイス・グスマン
訳:寺尾 隆吉
紙版
内容紹介
メキシコで、銃以外の手段で大統領になることはできません。
オクタビオ・パス、カルロス・フエンテス、ホセ・エミリオ・パチェーコらラテンアメリカ文学の巨匠に激賞された政治家・作家マルティン・ルイス・グスマン――
作家みずから体験した1923年の政争、1927年セラーノ暗殺事件を題材に、首都メキシコシティで繰り広げられる、血なまぐさい政権抗争と人間の悲哀を描く〈メキシコ革命小説〉の白眉。本邦初訳。
ローマの歴史家を思わせるほど鮮やかなマルティン・ルイス・グスマンの散文は、一種の古典的透明性を備えている。扱うテーマは残酷だが、彼はそれを落ち着いた揺るぎない筆致で描き出す。──オクタビオ・パス
グスマンは古典的な仕方で内容と形式を融合させようとする。一種の言語的永遠を目指して書いているのだ。──カルロス・フエンテス
ISBN:9784864882064
。出版社:幻戯書房
。判型:4-6変
。ページ数:360ページ
。定価:3600円(本体)
。発行年月日:2020年09月
。発売日:2020年09月26日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。