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黒沢清、映画のアレゴリー

著:阿部 嘉昭

紙版

内容紹介

黒沢清=カフカ+ベンヤミン?
世界的寓話作家の運動・機械・美人を徹底解析!
この本で黒沢映画の見方が変わる

目次

序章 アレゴリーについて
第一章 代理と交換――『神田川淫乱戦争』『ドレミファ娘の血は騒ぐ』
第二章 復讐の寓意化――『蛇の道』
第三章 罹患と留保――『CURE』
第四章 選択と世界――『カリスマ』
第五章 転写と反復の機械――『LOFT』
第六章 人間の擬人化、隣接と類似――『クリーピー・偽りの隣人』
第七章 二重の身体、メランコリカー―『散歩する侵略者』
終章 映画のアレゴリーについて

著者略歴

著:阿部 嘉昭
1958年東京生まれ。評論家、詩人、北海道大学大学院文学研究科准教授。札幌在住。日本映画に関わる著作としては、モノグラフに『北野武vsビートたけし』(筑摩書房)、『成瀬巳喜男─映画の女性性』『映画監督大島渚』(以上、河出書房新社)、評論集に『日本映画が存在する』(青土社)、『日本映画の21世紀がはじまる 』(キネマ旬報社)、『日本映画オルタナティヴ』(彩流社)、講義集に『68年の女を探して─私説・日本映画の60年代』(論創社)がある。サブカルチャー研究に関わる著作については『平成ボーダー文化論』(水声社)など多数。詩集『ふる雪のむこう』(思潮社)で第48回北海道新聞文学賞、詩論集『換喩詩学』(思潮社)で第6回鮎川信夫賞を受賞。

ISBN:9784864881654
出版社:幻戯書房
判型:4-6
ページ数:360ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF