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著:柴田 翔

紙版

内容紹介

人間存在の苦悩を、物語で描く、日本語小説の醍醐味。Everything comes to those who wait. 待つことを知る者には、全てが与えられる――戦時下の小学生。東京五輪間近、ドイツ留学に躊躇する研究者。岬の上に住む一家。自然のままに生きた弟。円熟深まりゆく柴田文学の描く、20世紀を生きた人々の物語。2017年に話題をよんだ長篇『地蔵千年、花百年』に続く、半世紀の時を経て書き継がれた短篇集。

目次

師の恩[1969]
夏の光[1969]
時・光・変・容[書き下ろし]
岬[2012]
読み違い[2013]

著者略歴

著:柴田 翔
1935年、東京生まれ。東京大学大学院独文科修士課程修了後、ドイツ留学。同大学助教授、教授、文学部長を歴任。1995年退官し、名誉教授。1964年『されどわれらが日々―』で芥川賞受賞。その他の著作に『われら戦友たち』『地蔵千年、花百年』、翻訳にゲーテ『ファウスト』などがある。

ISBN:9784864881555
出版社:幻戯書房
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年10月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ