生命から言語へ
新言語論に向けて
著:大須賀 節雄
紙版
内容紹介
本書は、言葉がその誕生から起源言語、原生言語、現代言語へと進化・成熟した過程を、知識工学分野を確立した著者ならではのオリジナリティ溢れる視点―意味の生成と形式化―で解き明かした豊潤な言語・文化論である。特に、生命の誕生とともに意味が生ずるとした視点はユニークで、生命自体に意味があり、生命の自律性が意味を多様な形式へと導いたとする著者独自の展開は興味深い。形式の高度化・深化が知識世界を生み出し、社会の発展が知識世界の拡充に帰着しているという論旨は説得力に富む。本書で語られる諸事例は、期せずして生命の尊厳への敬意、讃歌に繋がり、同時にそれらを通して、現代言語の将来に向けた課題が、浮き彫りにされる。
ISBN:9784864740845
。出版社:ITSC/静岡学術出版
。判型:A5
。ページ数:114ページ
。定価:2300円(本体)
。発行年月日:2017年08月
。発売日:2017年08月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CF。