出版社を探す

釣りバリ(歴史・種類・素材・技術)のひみつ

編:つり人社書籍編集部

紙版

内容紹介

釣りバリは、魚との唯一の接点であり、釣果をもっとも左右しかねない重要な釣り具。小さなパーツだが、釣りバリなくしては釣りそのものが成立しない。それだけに、一見どれも似たような形をしていても、一つ一つの釣りバリに込められた工夫や知恵は、計り知れないものがあります。また1種類の魚を釣るのに、どうしてこんなにたくさんの種類の釣りバリがあるのでしょうか。

数万年もの歴史をもち、時代とともに進化してきた釣りバリ。世界を代表する釣りバリメーカー・(株)がまかつの全面協力を得て、その「ひみつ」に迫ります。釣果アップ必至、全ジャンル釣り人必読の書。

目次

章 釣りバリの歴史  9


釣りバリの起源  10


和製釣りバリの源流  12


播州における釣りバリ製造と流通の歴史  14


世界各地のターゲットとがまかつのハリ  17

北米・欧州・中国、台湾・東南アジア・豪州




2章 釣りバリ各部の名称と効果  33


エサバリ各部の名称  34


ルアー&フライフック各部の名称  36


耳(タタキ)、管(アイ)の種類とさまざまな工夫  38


軸の長短、太細について  44


フトコロ、ベンド(曲げ)について  47


カエシ(バーブ)について  51


その他の精密加工  54


ハリ先部(ネムリ、ヒネリ)について  57


ヒネリの意味  60


ハリ先の尖り方について  61



3章 代表的な釣りバリの例  63


現代釣りバリのベースとなる形状、特徴、理由  64


代表的な釣りバリの特徴と求められる性能-エサ釣り  66

渓流バリ66 友釣り用アユバリ68 清流バリ71 ワカサギバリ72 ヘラバリ75 コイバリ78 グレバリ80 チヌバリ84 メバルバリ87 イシダイバリ87 クエバリ88 投げ釣り用のハリ90 船釣り用のハリ マダイバリ92 青もの用のハリ93 落とし込み、アンダーベイト用のハリ93 アジバリ94 カワハギバリ95 タチウオバリ97 マゴチバリ97 ムツバリなど深場の根魚用98 カットウ釣りのハリ98 地域限定の個性的なハリ100


代表的な釣りバリの特徴と求められる性能-ルアー釣り  102

アジング102 トレブルフック104 管理釣り用トラウトフック107 ジギングフック109 タイラバ用フック114




4章 釣りバリができるまで  119


素材の基礎知識  120


ハリの素材  121


素材の変遷122


釣りバリの製造工程  124

直伸切断・尖頭加工・成型加工・熱処理・化学研磨・表面処理・検査




5章 続・釣りバリができるまで  133


表面処理はなぜ必要か?  134


表面処理の種類  135


装飾メッキ  137


防錆食メッキ  139


機能メッキ  140


塗装  142


検査  148




6章 フッキングパワーの伝達とタイミング 149

テンカラ釣り150 管理釣り場(エリア)のトラウトルアー釣り152 アユの友釣り154ヘラブナ釣り156 バス釣り160 グレ(メジナ)釣り164 チヌ(クロダイ)釣り167

イシダイ釣り170 キス釣り173 カワハギ釣り176 ヒラメ釣り178 タチウオ釣り181

アジング185 エギング188 タイラバ191 オフショアジギング197 青もの(ブリ・ヒラマサ・カンパチ)ショアプラッギング・ショアジギング202




7章 バラシはナゼ起きる?  206


ハリ外れ、身切れの原因  207


魚の口の構造とフッキングしやすい部位、しにくい部位  210
   

スレバリ、バーブレスのハリはバレやすい?  213




8章 釣りバリの色と魚の反応  216


チヌとグレの例  217


オキアミカラーが生まれた背景  219


金、銀、黒、緑のアユバリが消えた理由  221




9章 「がまかつ」さんに聞いてみた。釣りバリQ&A・製作裏話  223


Q世界一大きなハリは?224 Q世界一小さなハリは?224 Qユニークなハリの例224Qハリの号数はどうやって決まる?226 Q小バリ、大バリ、それぞれのメリットとデメリット227 Qフッ素樹脂コートは万能か229 Q現代のハリは研ぐ必要はない?230 Q伸びた・曲がったハリを元の形に戻して使っても大丈夫?231 Q結びはフッキングに関係する?231 Qハリの寿命について~何年も前のハリを使っても大丈夫?233 Q 対象魚は変わらないのに新型のハリができる理由234 Qテスターからのフィードバックはどのように反映されるか234 Q万能のハリといえば?235


製作ウラ話 1口が硬い魚にご用心235 2ところ変われば……236 3「合わせちゃダメ!」236 4ひょうたんから駒!? なネーミング237 5ナイフエッジは切れすぎる!238

 

終わりに

今後、新しいフォルムのハリ、画期的なハリは生まれるか?  239

ISBN:9784864473729
出版社:つり人社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年07月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SV