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古代甲斐国の交通と社会

著:大隅 清陽

紙版

内容紹介

東海道と東山道の結節点である甲斐。交通の要所として、他地域とどのような交流を行い、そしてそれは地域構造にどのような影響を及ぼしたのか。律令制を中心とする制度史の研究の視点から、それまで見落とされていた資料や論点に光を当てる。

目次

第一部 古代甲斐国の成立と特色
 第一章 ヤマト政権と甲斐
 第二章 甲斐の勇者
 第三章 律令制支配と民衆

第二部 地域の人々と律令制
 第一章 古代甲斐国と渡来人
 第二章 甲斐国出身の仕丁関係史料について
 第三章 延喜式内社穂見神社について
 補 論 儀礼空間としての国庁・郡庁

第三部 古代甲斐国の地域と交通
 第一章 ヤマトタケル酒折宮伝承の再検討
 第二章 文献からみた古代甲斐国都留郡の諸問題
 第三章 中部山岳地域における駅制と地域社会

著者略歴

著:大隅 清陽
1962年福岡県門司市(現北九州市門司区)生まれ。北海道札幌市で育つ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。滋賀大学経済学部助教授、山梨大学教育人間科学部准教授等を経て、現在、山梨大学大学院教育学研究科教授。博士(文学)。主要著書に『律令官制と礼秩序の研究』(吉川弘文館、2011年、単著)、『日本の歴史08 古代天皇制を考える』(講談社、2001年、共著)、『日唐律令比較研究の新段階』(山川出版社、2008年、共著)、『摂関期の国家と社会』(山川出版社、2016年、共著)などがある。

ISBN:9784864451000
出版社:六一書房
判型:A5
ページ数:213ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-D