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アニメーション文化論

映像の起源から現代日本のアニメ

著:康村諒

紙版

内容紹介

アニメーションとは、絵やモノに「動き(生命)」を与える芸術である──。
アニメーションをすべての動画映像の起点として映像文化史のなかに位置づけ、その芸術的・産業的意味を問い直す。
長年制作に携わってきた立場から、日本のアニメ産業が抱える問題も提起。
実務家と研究者、その両方の知識と経験をもとにしたアニメ論。図版やイラストも多数掲載し、入門書としても最適。

目次

はじめに──本書のねらい

第Ⅰ部 映像史──アニメーション以前

第1章 映像の起源から初期映像エンターテインメント
第2章 写真──静止画の歴史
第3章 アニメーション──動画の歴史
第4章 映画の誕生
第5章 映画とアニメーション、それぞれの定義

第Ⅱ部 アニメーションから「アニメ」へ

第6章 アニメーションの渡来から戦前
第7章 戦中から戦後
第8章 現代日本のアニメ
第9章 結び

あとがき──アニメ人生を振り返って

著者略歴

著:康村諒
アニメーション演出家、脚本家、プロデューサー。
放送大学大学院文化科学研究科修了。現在、帝京大学文学部日本文化学科准教授。
1976年、アニメーション制作会社タイガープロダクション入社。
『大空魔竜ガイキング』『一休さん』『銀河鉄道999』『UFOロボ・グレンダイザー』等の演助進行(演出助手兼制作進行)を経て演出になる。
スタジオコクピット(演出)、パシフィック・アニメーション・コーポレーション(演出・監督)、ウォルト・ディズニー・アニメーション・ジャパン(シリーズ・コントローラー)、セブン・アークス・ピクチャーズ(代表取締役プロデューサー)を経て現在に至る。

ISBN:9784864051675
出版社:森話社
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年04月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF