出版社を探す

佐々成政 織豊大名の研究11

編著:萩原大輔

紙版

内容紹介

織田信長の馬廻りから越中国主へと出世し、羽柴秀吉からは肥後国主に抜擢されるも、国衆一揆の勃発を招いた罪を問われ切腹を命じられた佐々成政。
成政の城郭や政治動向、さらさら越えなどに関する重要論考14本のほか、総論・発給文書目録などから佐々成政の実像を明らかにする。

目次

総論 織豊大名佐々成政をめぐる諸論点 萩原大輔

第1部 信長政権下の佐々成政
 Ⅰ 小丸城と佐々成政 小泉義博
 Ⅱ 越前における近世瓦生産の開始について――越前市小丸城跡出土瓦の検討 久保智康
 Ⅲ 富山城の起源 金森久一
 Ⅳ 天正中期越中国人の動向 奥田淳爾

第2部 秀吉政権下の佐々成政
 Ⅰ 越中に於ける佐々・上杉両氏の抗争 金森久一
 Ⅱ 小牧・長久手の戦いと越中――秀吉陣立書と成政の蜂起 高岡 徹
 Ⅲ 「前田・佐々戦争」に関する文献史料について 木越隆三
 Ⅳ 天正十二・三年における佐々成政の動向について――新紹介の村上義長と某宗句の書状を中心として 佐伯哲也
 Ⅴ 「越中国切」をめぐる政治過程――信濃情勢との関わりから 竹井英文
 Ⅵ 中近世移行期の国衆一揆と領主検地――肥後国衆一揆を素材として 大山智美

第3部 佐々成政のさらさら越え
 Ⅰ 佐々成政の「ザラザラ越え」考 米原 寬
 Ⅱ 佐々成政の浜松行き道筋私案――有沢永貞『雑録追加』所収文書を手がかりに 鈴木景二
 Ⅲ 佐々成政のザラ越えと旧信濃国人・村上義長の動向――鈴木景二氏らの試案によせて、および安房峠追補 服部英雄
 Ⅳ 佐々成政の浜松往復前後の政治過程――村上義長関係文書から 鈴木景二

付録1 佐々成政の居所と行動 萩原大輔
付録2 佐々成政発給文書目録稿 萩原大輔

ISBN:9784864034777
出版社:戎光祥出版
判型:A5
ページ数:454ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB