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美女と野獣〈ミナリマデザイン版〉

著:ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ
絵:ミナリマ
訳:小松原 宏子

紙版

内容紹介

世界で最も愛されている童話のひとつ、「美女と野獣」。獰猛な野獣と優しい心を持つ美しい少女とのラブストーリーは、1740年に出版されて以来、幅広い世代の人たちを夢中にしてきました。その古典的物語の新たな一面を、数々の受賞歴を誇るミナリマ・スタジオが引き出します! これまでにない鮮やかなイラストとワクワクする仕掛けで、物語に登場するベル、野獣、そして魔法の生き物たちを魅力的に仕上げました。テキストは、現代の多くのみなさんになじみのある『美女と野獣』の物語の原典となる、ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ版を採用。意外な展開に、「本当はこんなお話だったんだ」とびっくりするかもしれませんーー。ポップなイラストと、本当の(※)『美女と野獣』の物語を、ぜひお楽しみください。(※たいへん古い時代に書かれた物語ですので、現代のみなさんにもわかりやすいように翻訳はアレンジを加えています)

著者略歴

著:ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ
ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ/ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ(1685-1755)は、フランスのパリで生まれました。『シンデレラ』を書いたシャルル・ベロ―や『妖精物語』で有名なドーノワ夫人などが活躍した時代で、ガブリエルもその影響を多く受けています。生涯を通して多くの小説を書きましたが、何よりも『美女と野獣』の原作者として、文学史上にその名を残しています。
絵:ミナリマ
MINALIMA/ミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマの二人が創設した、受賞歴のあるグラフィック・デザインのスタジオで、「ハリー・ポッター」などの映画シリーズのグラフィック・スタイルを作り上げたことで特に有名。2009 年にロンドンにスタジオを立ち上げて以来、出版からテーマ・パークのデザインまで、さまざまな分野での独創的な協力による魔法界のフランチャイズを展開している。最近では「ファンタスティック・ビースト」の映画シリーズで、独自のグラフィックを創り出した。MINALIMA は、デザインを通して物語を表現することで国際的に知名度が高く、本書のほか『ピーター・パン』『ピノキオ』『オズの魔法使い』などの長く愛されてきた古典的な物語を、色鮮やかな独自のイメージで描き出し、読者が物語を体験できるような様式も生み出した。
訳:小松原 宏子
小松原宏子/児童文学作家、翻訳家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。家庭文庫「ロールパン文庫」主宰。翻訳を手がけた主な作品に『若草物語』『あしながおじさん』(ともに学研プラス)、『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』などがあるほか、著書に「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ(ほるぷ出版)など。

ISBN:9784863897656
出版社:静山社
判型:B5変
ページ数:208ページ
定価:5800円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB