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現代歌人シリーズ 13

山椒魚が飛んだ日

著:光森 裕樹

紙版

内容紹介

【香煙を射抜く春雨 叶へたき願ひは棄てたき願ひにも似て】

石垣島の鮮やかな色彩の中で
光と緑にさらされ
発熱しながら、うたは
霧のようにうかびあがってくる

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石垣島に暮らしはじめて4 年半、
2012 年から2016 年までに詠んだ歌より372 首を収録。
家族(妻と子)と島での生活を楽しみながら
短歌を発表し続けている著者ひさびさの歌集。

目次

月のむかう
空と呼ぶ
きさらぎの質草
Madagascar 2012  
山椒魚が飛んだ日 
石垣島 2013 
冠を正す  
其のひとを  
香煙を射抜く   
無を煮込む  
其のひとは  
石敢當をつきぬけて 
トレミーの四十八色
古都のななとせ 
0歳の質量  
火炎焱燚くわえん菊  
鶴をつなぐ  
言の羽を梳く/涙湖  
蝶と眼帯  
四角い波紋  
外 貨  
幡ヶ谷沃野

著者略歴

著:光森 裕樹
一九七九年兵庫県宝塚市生まれ。沖縄県石垣市(石垣島)在住。
二〇〇八年、「空の壁紙」にて第54回角川短歌賞受賞。
二〇一〇年、第一歌集『鈴を産むひばり』(港の人)を上梓。
同歌集にて第55回現代歌人協会賞受賞。
第二歌集に『うづまき管だより』(電子書籍)。

ISBN:9784863852457
出版社:書肆侃侃房
判型:4-6変
ページ数:144ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2016年12月
発売日:2016年12月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ