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背骨の病気は手術で治す

著:西田 憲記

紙版

内容紹介

首や腰の痛み、手足の痺れを我慢してませんか。
日本で最初の脊髄脊椎外科を立ち上げた専門医が
実際にあった症例と手術をわかりやすく解説。

「切らずに治す」。我々外科医が常に心がけていること。しかし神経の病気は切らなければとりかえしのつかないことになるのも事実です。中枢神経は一度損傷すると二度と回復しません。だから少しでも早く専門医を訪ねて欲しい。

目次

第1章 医師の役割と、患者さんの内なる力について-頸椎症性脊髄症とC5麻痺
第2章 なぜ、私は脊髄脊椎の専門医となったか-脊髄腫瘍と認知症
第3章 臆病であること、それは医師として重要な資質-頸椎後縦靭帯骨化症と一万時間の法則
第4章 インターネット時代の病院探し-脊柱管狭窄症と日韓病院比較
第5章 とても気が重い身内の手術-腰椎分離すべり症と会長の手術
第6章 切るべきか、切らざるべきか。それが問題だ-椎間板ヘルニアについての大いなる誤解
第7章 その病院のスタッフは、どこで手術をしているか-ラガーマンでも勝てなかった頸椎症性脊髄症
第8章 医師として、医師の手術をする場合-腰椎変性すべり症を伴った腰部脊柱管狭窄症
第9章 新幹線乗り継ぎ通院-再発腰部脊柱管狭窄症と40年間の闘病生活
第10章 医療搬送用ヘリコプター「ホワイトバード」-脊髄急性硬膜外血腫の緊急手術
第11章 グアムでの事故-脊髄脊椎外科部長と脊髄損傷

著者略歴

著:西田 憲記
高知県土佐清水市足摺岬出身。
1958年5月3日生まれ。名前は「憲法記念日」に由来する。
医学博士、脳神経外科専門医、日本脊髄外科学会認定指導医
1984年 徳島大学医学部卒業。徳島大学脳神経外科に所属し、脊髄脊椎疾患を専攻。1996年に北九州市小倉北区にある医療法人財団池友会小文字病院(現新小文字病院)に入職し、脊髄脊椎外科を開設。そこで、蒲池真澄先生、鶴﨑直邦先生から病に苦しむ患者の治療と医師のありかたについて学ぶ。その後、脊髄脊椎外科手術を年間800例以上手掛けるかたわら、小文字病院院長として現在の社会医療法人財団池友会新小文字病院(北九州市門司区)への移転を行った。一時、池友会を離れたが、諸事情により、再び池友会に復帰。民間移譲問題でゆれる公的医療機関である武雄市立武雄市民病院に入職し、社団法人巨樹の会新武雄病院の円滑な民間移譲に関わった。現在、新武雄病院院長、脊髄脊椎外科部長。そして池友会・巨樹の会の脊髄脊椎外科統括センター長としてグループ全体で年間約1200例の脊髄脊椎疾患の手術と指導を行っている。

ISBN:9784863850613
出版社:巨樹の会
判型:4-6
ページ数:292ページ
定価:1429円(本体)
発行年月日:2011年11月
発売日:2011年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MNC