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キヤノンに勝つ

偽装請負を告発した非正規労働者たち

編:キヤノン非正規労働者組合

紙版

内容紹介

緊急出版 今国会の派遣法改正論議に問う!

「派遣をモノ扱いするな!」派遣労働者だけで労働組合を結成。キヤノンの偽装請負を告発し、正規雇用を勝ち取ったキヤノン非正規労働者組合、その闘いの軌跡。
キヤノン争議の意義、安倍政権の労働者派遣法改正案の問題について、当事者、労働法学者、弁護士が論じる。

「あの工場自体が、ぼくらの職場が止まったら、すべて止まっちゃう。派遣社員がいなければ回せない状態だった。正社員になりたいというよりは、正社員にするの?しないの?どっちなのと、ちょっと詰め寄る感じで強気で行った。クビにできるものならしてみろという気持ちがあった、みんな」――大野秀之(キヤノン非正規労働者組合)

キヤノンの非正規労働者たちが示した闘いの経験と教訓、とくに連帯を広げる取り組みの意義を改めて確認し、それを正規・非正規を超えた労働者の連帯に、さらに企業の枠や雇用形態の違いを超えた大きな連帯へと発展させることが必要である。――脇田滋(龍谷大学法学部教授)

著者略歴

編:キヤノン非正規労働者組合
■編者紹介キヤノン非正規労働者組合地域ユニオンの支部を経て、単組として2007年7月に結成。2012年12月の勝利和解の後は、非正規労働者の争議を支援したり、地域の労働相談を行っている。Eメール:aku2@mac.comウェブページ:ameblo.jp/canon-rouso■執筆者紹介(執筆順)阿久津真一(あくつ・しんいち) キヤノン非正規労働者組合委員長。伴 幸生(ばん・さちお) キヤノン非正規労働者組合を支える会幹事。首都圏なかまユニオン副委員長。萩尾健太(はぎお・けんた) キヤノン偽装請負・雇い止め解雇争議弁護団。渋谷共同法律事務所所属。笹山尚人(ささやま・なおと) キヤノン偽装請負・雇い止め解雇争議弁護団。東京法律事務所所属。著書に『パワハラに負けない!』『労働法はぼくらの味方!』他。脇田 滋(わきた・しげる) 龍谷大学法学部教授。労働法、社会保障法。著書に『労働法を考える』『ワークルール・エグゼンプション』(編著)『「非正規」をなくす方法』(共著)他。

ISBN:9784863770331
出版社:耕文社(大阪)
判型:A5
ページ数:194ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2014年04月
発売日:2014年04月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF