橋川文三 日本浪曼派の精神
著:宮嶋 繁明
紙版
内容紹介
名著『日本浪曼派批判序説』(1960)が刊行されるまでの前半生――丸山眞男、吉本隆明、竹内好らと交流を重ね、昭和精神史の研究で重要な著作を残した思想家・橋川文三(1922-1983)。その人間と思想の源流に迫る評伝。膨大な文献と「橋川ノート(日記)」や対談・座談から明らかになった新事実をもとに、日本浪曼派に魅惑された一高時代、丸山眞男を師表と仰いだ編集者時代等、若き日の軌跡をたどる。
目次
第1章 対馬・広島での原風景
中学生から詩、短歌、エッセイを発表
第2章 一高時代
日本ロマン派(保田與重郎)に惑溺
第3章 大学時代
徴兵検査で丙種=学徒出陣できず勤労動員へ
第4章 編集者時代
一家は離散、丸山眞男に親炙(=師事)
第5章 恋と革命
一人の女性への純愛とマルクス主義との格闘
第6章 回生への道程
療養生活、退院、結婚、学者の道へ
【橋川文三年譜】
ISBN:9784863291089
。出版社:弦書房
。判型:4-6
。ページ数:320ページ
。定価:2300円(本体)
。発行年月日:2014年11月
。発売日:2014年11月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。