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アジアの独立と東京五輪

「ガネホ」(GANEFO)とアジア主義

著:浦辺 登

紙版

内容紹介

1964年(昭和39年)東京オリンピック開幕―この時、インドネシアが参加できなかったのはなぜか。
欧米主導のオリンピックと対峙して、インドネシア大統領スカルノが主導したアジア・アフリカを中心にしたもうひとつのオリンピック《ガネホ》=GANEFOに光をあてて、日本、欧米、東南アジアの関係史を検証し、「オランダ」「インドネシア」「近代化(欧化主義)」「オリンピック」「アジア主義」をキーワードに現代を読み解く。

目次

第一章 東京オリンピックの世紀
  東京オリンピック開会式
  オリンピックが抱える問題
第二章 オランダの帝国主義
  日蘭関係の発端、リーフデ号
  オランダの対日独占貿易への道
第三章 鎖国の時代
  出島での交易
第四章 開国前夜
  イギリスの「茶」から始まった植民地主義
  「茶」と奴隷貿易とアヘン密輸
第五章 インドネシア独立戦争
  青松寺のスカルノ碑
  アジア主義と大東亜会議
第六章 ガネホと東京オリンピック
  バンドン会議
  ガネホという対抗措置
〔関連年表〕

著者略歴

著:浦辺 登
昭和31年、福岡県生まれ。オンライン書店bk1では「書評の鉄人」の称号を得る。著書に『太宰府天満宮の定遠館』『霊園から見た近代日本』『東京の片隅からみた近代日本』(以上、弦書房)

ISBN:9784863290860
出版社:弦書房
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2013年02月
発売日:2013年02月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS