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砂糖の通った道

菓子から見た社会史

著:八百 啓介

紙版

内容紹介

南蛮・長崎、そして台湾ー砂糖と菓子が語る近世近代の地域史 ひとつひとつの菓子は、どのような歴史的背景の中で生まれたのか。長崎街道の菓子老舗を訪ね、ポルトガルのシントラやマデイラ島の菓子を食べ、各地の史料を分析して見えてくる〈菓子の履歴書〉
【本書の特徴】
▶従来の定説にとらわれず、ひとつひとつの菓子を取り上げ、それを人々の歴史の中に位置づける社会史の視点から「シュガーロード」の歴史を具体的に検証。
▶出島オランダ商館の帳簿や国内史料の分析から、輸入砂糖の価格や数量を明らかにした。
▶長崎会所で入札された正規の商品以外にも、全体の5〜10%もの大量の輸入砂糖が長崎周辺から国内に流通していたことを明らかにした。

著者略歴

著:八百 啓介
1958年福岡県生まれ。九州大学卒業。現在、北九州市立大学教授。著書に『近世オランダ貿易と鎖国』(吉川弘文館)、『日蘭交流史 その人・物・情報』(共著、思文閣出版)など。

ISBN:9784863290693
出版社:弦書房
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2011年12月
発売日:2011年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC