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ゴッホが見た星月夜

天文学者が解き明かす名画に残された謎

著:ジャン=ピエール・ルミネ
編:ナショナル ジオグラフィック
訳:小金 輝彦

紙版

内容紹介

「夜のほうが、昼間よりも色彩が豊かだ」と語るゴッホは、夜を描くことにのめりこんでいた。だが、『ローヌ川の星月夜』『星月夜』『糸杉と星の見える道』などに見える色彩豊かな夜空は、何をモデルとして描いたのか、これまで分かっていなかった。

著者は現地へ足を運び、書簡に目を通し、当時の空を再現して、手がかりをつかみ、謎を追っていく。ゴッホがどのように描きたい夜空を選び、それをいつどこで目にして、どのように絵に落とし込んだのか? 天文学を駆使し、著者はその謎の答えを鮮やかに示してみせる。

「ぼくはいま、星空を描きたくてたまらない。
よく思うのだが、紫や青や濃い緑に彩られた夜のほうが、昼間よりも色彩が豊かだ」
ゴッホの手紙より

著者略歴

著:ジャン=ピエール・ルミネ
天体物理学者、小説家、詩人。1951年フランス、カヴァイヨン生まれ。専門はブラックホールおよび宇宙論。パリ天文台を経て、マルセイユ天文物理学研究所所属、フランス国立科学研究センター研究名誉部長。天文学のほか音楽や芸術のエッセイ、小説な多岐にわたる著作があり、芸術文化勲章オフィシエを授与された。
訳:小金 輝彦
フランス語、英語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒。ラトガース大学にてMBA取得。訳書に『世界の廃墟島』(日経ナショナル ジオグラフィック)、『世界の奇習と奇祭』(原書房)などがある。

ISBN:9784863136113
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社
ページ数:160ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年02月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D