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カンフォータブル・ケアで変わる認知症看護

著:南 敦司

紙版

内容紹介

カンフォータブル・ケアは,「快の刺激」に着目したケア技術です。カンフォータブルとは英語で,「心地よいこと,快刺激」と訳されます。すなわちカンフォータブル・ケアとは認知症者が心地よいと感じる刺激を提供することで認知症周辺症状を軽減するためのケア技術です。本書は,このカンフォータブル・ケアを中心に,認知症者へのケアを最適なものにするためにケアする者が身につけておくべき「(広義・狭義の)アクティビティ・ケア」「身体拘束最小化」を解説します。認知症ケアで燃え尽きてしまう前に,レッツ・カンフォータブル・ケア。

目次

part1 カンフォータブル・ケア
 カンフォータブル・ケアの成り立ち
 快刺激と不快刺激について考える
 #01 常に笑顔で対応する
 #02 常に敬語を使う
 #03 相手と目線を合わせる
 #04 相手にやさしく触れる
 #05 相手をほめる
 #06 こちらから謝る態度をみせる
 #07 不快なことは素早く終わらせる
 #08 演じる要素をもつ
 #09 気持ちに余裕をもつ
 #10 相手に関心を向ける
 事例でみるカンフォータブル・ケア

part2 アクティビティ・ケア
 アクティビティ・ケアとは
 狭義のアクティビティ・ケア
 広義のアクティビティ・ケア
 #01 食事
 #02 排泄
 #03 入浴
 #04 移動
 #05 コミュニケーション

part3 身体拘束最小化
 カンフォータブル・ケアと身体拘束 1
 カンフォータブル・ケアと身体拘束 2

part4 家族ケア
 認知症ケアに欠かせない家族ケア

著者略歴

著:南 敦司
1997(平成9)年,看護師免許取得。
一般財団法人仁明会病院(兵庫県西宮市)で精神科看護を研鑽する。
2008(平成20)年より認知症病棟師長として認知症看護の専門性と質の向上に取り組む。
2014(平成26)年,医療法人北仁会旭山病院(北海道札幌市)の認知症病棟師長に就任。
〈自己紹介〉
看護助手から始まり,准看護師,看護師としての生活は,早いもので30年近くになろうとしています。若い時からおっちょこちょいで空気読めないタイプは変わりません。故郷を離れてなぜか北の大地で暮らしていますが,自分の適応力に驚いているこの頃です。カンフォータブル・ケアは認知症現場のものです。
みんなで始めましょう。
レッツ カンフォータブル・ケア!

ISBN:9784862940612
出版社:精神看護出版
判型:A5
ページ数:180ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ