プトレマイオス王国と東地中海世界
ヘレニズム王権とディオニュシズム
著:波部 雄一郎
紙版
内容紹介
プトレマイオス朝は多文化多民族からなる王国を約300年間どのようにして支配し続けたのか。ヘレニズム時代の評価に一石を投じる
目次
凡例
序章
第一部 前期プトレマイオス朝とギリシア世界
第一章 プトレマイオス朝研究の視座
第二章 初期プトレマイオス朝とギリシア本土の諸都市
補論一 エーゲ海域におけるプトレマイオス朝権力の浸透「諸島民のコイノン」と外国人判事
第二部 ディオニュシズムの形成
第三章 プトレマイオス二世のプトレマイエイア祭典行列
第四章 ヘレニズム君主とディオニュソスのテクニタイによる祭典文化
第五章 プトレマイオス朝におけるディオニュソス崇拝の変容
補論二 プトレマイオス二世による祭典行列の年代について
第三部 後期プトレマイオス朝とギリシア世界
第六章 プトレマイオス四世による「四〇の船」の建造
第七章 プトレマイオス四世による「タラメゴス号」
終章
初出一覧/あとがき/プトレマイオス朝系図/ギリシア語史料
参考文献/略号一覧/事項索引/人名索引