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詩人の生

訳:新本史斉
著:ローベルト・ヴァルザー

紙版

内容紹介

詩人という自己
短い物語を積み重ねることで、「詩人」と「生」の関係を描く。しかも同時に「詩人」と「生」が容易につながり得ない生も、「詩人の生」として引き受ける覚悟を語る
著者の言うことに騙されてはいけない。例えばヴァルザーはこう言う。「タイトルは『詩人の生』で、私のみるところ、これまでの私の本の中でももっとも朗らかな、もっとも詩情に富んだもの〔……〕物語風に詩人を描き出している文章ばかりを、念入りに選び出しました。そのために全体は一つのロマンチックな物語として読めるようになっています。」本当にそうか? では確認してみよう。

著者略歴

訳:新本史斉
1964年広島県生まれ。専門はドイツ語圏近・現代文学。翻訳論。
現在、津田塾大学教授。
著書:『微笑む言葉、舞い落ちる散文』(鳥影社、2020年)
訳書:『ローベルト・ヴァルザー作品集』1巻、4巻、5巻 (鳥影社、2010年、2012年、2015年)、イルマ・ラクーザ他編『ヨーロッパは書く』(鳥影社、2008年、共訳)、ペーター・ウッツ『別の言葉で言えば』(鳥影社、2011年)、イルマ・ラクーザ『もっと、海を』(鳥影社、2018年)他。

ISBN:9784862658432
出版社:鳥影社
判型:4-6
ページ数:210ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB