大動乱の中国近現代史 日欧米との関係と愛国主義教育
著:松岡祥治郎
紙版
内容紹介
動乱を経て急成長した近代中国!
今まさに米国と覇権を争う国家となった中国の近代史を分析し知ること・・・・それがコロナ禍以後の日中関係を探る鍵になる!
昨年末に中国武漢を発生源とする新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって米中関係は決定的に悪化、なお覇権志向を強める中国とそれに批判的な米欧の分断も見え始めた。一方、中国経済の悪化も避けがたく、習近平体制のぐらつきも危惧されている。米国だけでなく、中国の経済や政治体制に大きな変化があれば日本への影響は計り知れない。日本は中国とどう向きあっていくのか重大な局面に立たされている。(「はじめに」より)
目次
第一章 清朝末期の列強侵入と大動乱(一八四〇~一九〇〇年)
第二章 辛亥革命と国内混乱の時期(一九一一~三一年)
第三章 満州事変から西安事件まで(一九三一~三六年)
第四章 日中戦争の時期(一九三七~四五年)
第五章 国共内戦と中華人民共和国の初期(一九四五~五七年)
第六章 中共政権による日本兵捕虜の洗脳と軍事裁判(一九五〇~六〇年代)
第七章 死者四五〇〇万人の「大躍進」(一九五八~六二年)
第八章 毛沢東の文化大革命(一九六六~七六年)
第九章 鄧小平による改革開放の時代(一九八〇年代~九〇年代前半)
―政権主導の歴史認識と愛国主義、日中関係、天安門事件
第一〇章 大国化した中国の反日姿勢(一九九〇年代~)