反面教師として読んだ『文章読本』
著:原不二夫
紙版
内容紹介
谷崎潤一郎以来の「日本語読本」に欠けているものは何かを検証し、そこから日本語の原則を探ろうとする試み。
目次
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第一章 文を成さない文章
一 文意不明もしくは理解困難な文章
二 受ける言葉がないか、不適切
二章 サ行変格動詞(○○する)について
一 馴染まない「○○する」
二 ○○をする
三 送り仮名の「する」「した」を抹消する「足切り文」
四 文語? 口語?
第三章 なじまない「的」
四章 助詞、接続詞などについて
一 助詞「は」と「が」
二 「を」「に」「で」
三 逆接の接続詞、接続助詞の使い方
四 何が疑問か分らなくなる 疑問の副助詞「か」の重複
五 馴染まない連体修飾語
六 代名詞の適格性
七 助動詞「です」
八 準体助詞「の」
九 格助詞「より」
十 副詞「こう」
第五章 その他の記述方法
一 用言と体言の同格扱い
二 無用あるいは場違いと思われる受身
三 「ら」抜きことば
四 定型表現あるいは本来の意味・用法からの逸脱
五 規格外の送り仮名
六 連体修飾過多
七 文字通り
八 誤植 あるいは誤字 あるいは誤用
九 近年の造成語(?)
第六章 語順、同語反復
一 語順
二 同語反復 あるいは 重複記述 あるいは 蛇足
第七章 「だ」「である」と「です・ます」
第八章 話し言葉 会話体 通俗表現
第九章 読点「、」の位置