島尾敏雄
著:岩谷 征捷
紙版
内容紹介
名作『死の棘』の原風景へ。島尾敏雄自身が「刺激的な励ましの書」と評した著者の『島尾敏雄論』から三十年、研究の集大成として著した渾身の島尾文学論。作家とその妻への深いまなざしが、読む者に静かな感動を呼ぶ一冊。
目次
『死の棘』を読むために
書くという病-『死の棘』感想
治癒のための小説
にんげんの加害力-"特攻待機"体験
私注「島へ」
父祖の地・相馬小高町へ
Nangasakuへ