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経験はいかにして表現へともたらされるのか : M・フリッシュの「順列の美学」

著:葉柳 和則

紙版

内容紹介

「私」とは何かを自らに問いかけた作家、マックス・フリッシュの作品と美学を文学的、かつ人文・社会科学的な視点から幅広く論ずる。

目次

第1部 フリッシュ美学の理路(死への傾斜、あるいは期待の芸術-フリッシュの美学的萌芽
否定的媒介としての書くこと-『日記一九四六‐一九四九』における美学的考想
「順列の美学」-あるいは中期フリッシュの美学的転回
忘却という癒しに抗して-初期フリッシュと精神的国土防衛 ほか)
第2部 実践としての語りと演戯(浮遊する一人称-『ビンあるいはペキンへの旅』における語りの一次元性
想い出と予感の通路-初期フリッシュにおける「可能的なもの」
イメージ・偶像・スケッチ的なもの-『シュティラー』におけるメディアと芸術
ほら吹きの論理-物語り行為から見たシュティラーの「手記」 ほか)

ISBN:9784862651242
出版社:鳥影社
判型:A5
ページ数:450ページ
価格:4400円(本体)
発行年月日:2008年04月
発売日:2008年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB