「一強多弱」政党制の分析
得票の動きからみる過去・現在
著:久保谷 政義
内容紹介
小選挙区から多数の議席を選出する現行の衆議院の並立制は、基本的に二大政党制を導くものであるという議論がなされてきた。そしてその議論のとおり、一度は自民党と民主党による二大政党制が成立した。しかし、民主党は政権の座から転落し、以降、自民党は勝利を続け、いまや「一強多弱」政党制とも呼ばれる状況が現出している。
本書では、長期間にわたる国政選挙の得票分析を通じて、「なぜ同じ政治制度が初期の二大政党制と、現在の一強多弱政党制の双方を生み出すのか」という問いを探りつつ、今日のわが国の政党政治に生起している動向・変化の背景を明らかにすることを試みる。 小選挙区から多数の議席を選出する現行の衆議院の並立制は、基本的に二大政党制を導くものであるという議論がなされてきた。そしてその議論のとおり、一度は自民党と民主党による二大政党制が成立した。しかし、民主党は政権の座から転落し、以降、自民党は勝利を続け、いまや「一強多弱」政党制とも呼ばれる状況が現出している。
本書では、長期間にわたる国政選挙の得票分析を通じて、「なぜ同じ政治制度が初期の二大政党制と、現在の一強多弱政党制の双方を生み出すのか」という問いを探りつつ、今日のわが国の政党政治に生起している動向・変化の背景を明らかにすることを試みる。
目次
序章
第1章 並立制の性質
第2章 政党システムの変遷
第3章 政党助成制度と政党の性質
第4章 政治改革以前の政党別得票状況
第5章 政治改革以後の政党別 得票状況
第6章 政治改革の副次的効果
終章
ISBN:9784862511928
。出版社:三和書籍
。判型:A5
。ページ数:244ページ
。価格:3500円(本体)
。発行年月日:2016年03月
。発売日:2016年03月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH。