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麹で甘酒料理帖

著:伏木 暢顕

紙版

内容紹介

いま話題の塩麹。人気の秘密は、調味料に加えると、いつもの料理がググッと美味しくなったり、体に良い影響があるらしいから。 しかし、一度、塩麹を食べたことがあるなら誰もが思うはず。「しょっぱすぎる…」そう! 本書の著者で発酵王子として売り出し中の伏木暢顕氏いわく、塩麹の塩分濃度では麹菌は生きていられない。つまり、麹としての効果は皆無に等しい、ただの塩のかたまり、とのこと。麹の潜在能力を存分に生かすためには、麹で作った甘酒が一番!たしかに、麹がもつ発酵分解能力や、腸内環境を正常に導く酵素のパワーを十二分に生かした料理のレシピを、ご紹介いただきました。砂糖をまったく使っていないのに、麹で作った甘酒は自然のやさしい甘みで、砂糖やみりん、酒の代わりとして料理に使ったり、漬け床に使ったり、季節のフルーツとあわせてスイーツ感覚で楽しんだり……、と塩麹より何倍も使用範囲が広がるのです。しかも、完成までに何日もかかる塩麹に比べ、麹の甘酒は炊飯ジャーに寝る前にセットしておけば、翌朝、手作りの麹甘酒が完成しているというお手軽さ。麹ブームの今、これは知らないのはもったいない!!麹で腸内環境が整えば、アレルギー疾患、成人病などはもちろん、ダイエット効果、美白効果も期待できます。さらに、放射能などに負けない免疫力アップにもつながるので、麹は現代の食生活になくてはならないものといっても過言ではありません。
おいしく食べて、美しく、負けない体になるために、麹生活、はじめましょう!

目次

第一章  甘酒の基本 
 麹で作る甘酒/基本の甘酒の作り方/美味しく作るコツ/甘酒は、いつ飲む?/上手な保存方法/失敗した時の再生方法/玄米甘酒の作り方/古代米甘酒の作り方/火入れ甘酒の作り方 

第二章 甘酒の応用 ~フルーツ甘酒暦~ 
 フルーツ甘酒とは(基本のフルーツ甘酒の作り方) 
 フルーツ甘酒12ケ月 睦月 みかん、ゆず/如月 クコの実、りんご/弥生 人参、レモン/卯月 さくらの花の塩漬け、キウイ/皐月 オレンジ、ライム、グレープフルーツ/水無月 ブルーベリー、ミント/文月 トマト、プルーン、トウモロコシ、桃/葉月 スイカ、メロン、パイン/長月 栗、いちぢく、梨/神無月 かぼちゃ、デラウェア、マスカット/霜月 紫いも、柿/師走 いちご、ヤーコン/番外編 紅茶甘酒/トマトヨーグルト甘酒 

第三章 出汁甘酒 
 まずは、基本の出汁のとり方/出汁甘酒の作り方 
 出汁甘酒レシピ たこの酢の物/小松菜のからしゴマ和え/豆腐ときのこの炊き込みごはん/そうめんつゆ/里芋の煮ころがし/揚げなすの出汁甘酒あんかけ/冷や汁 

 伏木料理長の料理五カ条! 

第四章 麹で甘酒料理帖 
 <野菜> 醗酵きんぴら/小豆の古代米甘酒煮/豆乳鍋/里芋の浅漬け/野菜のピクルス/蕪と人参のカプレーゼ/かぼちゃのディップ 
 <魚> 焼き鮭の甘酒添え/まぐろの甘酒漬け/真鯛の甘酒漬け/ほたての甘酒煮/かき飯/はまぐりの汁煮/ぶりの甘酒漬け焼き/いくらの三升漬け、いくらの三升漬け(黄身のせ)/麹いか/たらこの三升漬け/醗酵しらす 
 <肉>すき焼き/鴨肉の甘酒豆乳ソース/スペアリブ/鶏肉の若狭揚げ/つくね3種 
 醬(ひしお)の話 
 甘酒で作るおいしい調味料 草びしおを使って 鶏そぼろ/唐辛子甘酒を使って キャベツ炒め/極上!甘酒ラー油 

第五章 そもそも、発酵ってナニ? 
 発酵とは?/日本は発酵パラダイス!/麹とは?/麹は働き者/発酵のメカニズム/もっと発酵生活! 

麹データ

著者略歴

著:伏木 暢顕
料理人としての経験から麹の魅力に魅せられ、独学で麹について学ぶ。東京・祐天寺の「発酵食堂 豆種菌」で開催される発酵教室の講師として、甘酒や発酵食の魅力を広く伝授。今後、その活躍の場は、ますます多岐に渡りそうである。

ISBN:9784862042194
出版社:アールズ出版
判型:A5
ページ数:143ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2012年02月
発売日:2012年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WB