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種子が消えれば、あなたも消える

共有か独占か

著:西川 芳昭

紙版

内容紹介

この4月に突然、食べ物の安定供給を支えてきた主要農作物種子法が廃止された。
種子価格が上がる?品種の多様性が失われる?
農業と暮らしへの影響や食料主権について、種屋に生まれた種子問題の第一人者がわかりやすく論じる。

目次

序 章 種子法の廃止が農の営みに与える影響
第1章 種子法の制定背景と意義
第2章 国際条約と種子システムにおける位置付け
第3章 ジーンバンクと農家圃場の遺伝資源保全
第4章 農業・農村開発の考え方と農民の権利
第5章 知的財産権の強化と多国籍企業による種子の囲い込み
第6章 品種と種子に関する日本の議論
第7章 種子法の成果としての素敵な品種たち
第8章 自治体による種子を守るユニークな取り組み
第9章 各国の農民主体の品種育成と在来品種の保全
第10章 公共財としての種子を守るために
終章 多様な種子供給・調達が可能なシステムが持続する世界へ

著者略歴

著:西川 芳昭
1960年生まれ、京都大学農学部卒業、バーミンガム大学公共政策研究科修了。
博士(農学)。
現在、龍谷大学教授。
著書に『奪われる種子・守られる種子』(創成社)など多数。

ISBN:9784861871443
出版社:コモンズ
判型:4-6
ページ数:228ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2017年09月
発売日:2017年09月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TVK