オイゲン・ヘリゲル小伝
弓道による禅の追求
著:池沢 幹彦
紙版
内容紹介
『弓と禅』の著者オイゲン・ヘリゲルは哲学者として日本人に何を伝え、弓道を通して日本から何を学んだか。ヘリゲルの1920年代の日本の哲学界との交流やハイデルベルク大学での日本人留学生との関係および禅仏教との出合いの経緯、さらに東北大学での活動や、弓の修行をした時代の弓道界の背景などを綴る。
目次
序
第一篇 ヘリゲルと日本の人々—『弓と禅』の背景
第一章 ドイツでのヘリゲル
1 ハイデルベルク大学
2 日本の禅との出合い
第二章 日本でのヘリゲル
1 哲学者としての活動
2 東北大学での活動
3 ヘリゲルの弓の修行
第三章 帰国後のヘリゲル
激動の祖国
『弓と禅』の出版
後記