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イラストで読む建築 日本の水族館 五十三次

著:宮沢 洋
著:Office Bunga

紙版

内容紹介

“建築”を知れば水族館が2倍楽しい!!
大人から子どもまで楽しめ、旅にお供する、新しいタイプの建築入門書、シリーズ第1弾創刊

日本は、世界の五分の一の100館近い水族館を有する知る人ぞ知る「水族館大国」であり、技術面からも「水族館先進国」といえます。そして、大量の水を保持し生物の生命を預かるという特殊な施設である水族館は、技術の進歩や関係者の努力と工夫とともに進化を続ける、「生きた建築空間」でもあります。

これまで水族館は、建築家の晴れ舞台といえる美術館・博物館・図書館などに比べて、建築的視点で語られることは多くありませんでした。本書は、水族館が、大人から子どもまで幅広い世代が建築を体感し楽しむことができる、貴重な存在として注目し、最先端技術やさまざまな工夫までイラストとテキストでわかりやすく解説し、建築的魅力を伝えるものです。


《本書の内容》
★全国から厳選した53館を「東京・千葉・神奈川エリア」「西へ南へ(静岡~沖縄)」「東へ北へ(茨城~北海道)」の3エリアで「一筆書き」のコースを設定。
〇プロに聞く、水族館の仕組みと工夫
〇ガラスの普及とともに進んだ水族館の歴史170年
〇イラストで見どころを解説、厳選水族館53館
〇お魚情報は「お魚POINT」でチェック
〇設計者別索引
〇スタンプ集印帳 ほか

[イラスト解剖]プロに聞きました! 水族館の仕組みと工夫20
Q1. 日本にはなぜ水族館が多いの?
Q2. 水族館はどこでもつくれるの?
Q3. 水槽の海水は塩を入れてつくるの?
Q4. 水族館にはなぜ「ろ過装置」が必要?
Q5.「 ろ過」ってどういう仕組みなの?
Q6. 水族館の建設費って高いの?
Q7. 継ぎ目のない水槽はどうつくる?
Q8. 曲面の水槽はどうつくるの?
Q9. 大水槽はつくるのが大変?
Q10. 大きな魚はどこから水槽に入れるの?
Q11. 小さな魚はサメに食べられないの?
Q12 . 水槽に自然光を入れるのは難しい?
Q13. 大水槽の汚れはどう掃除する?
Q14. 展示する生物はどう決める?
Q15. 設計は何から?
Q16. 形の発想は?
Q17. 水族館の省エネは進化している?
Q18. 水族館は普通の建物より短寿命?
Q19. 水族館ってもうかるんですか?
Q20.「 いつかつくりたい水族館」を教えて!

目次

日本の水族館 五十三次MAP
はじめに
予習1 [イラスト解剖]プロに聞きました! 水族館の仕組みと工夫20
予習2 [歴史をひもとく]水槽ブームから建築家の時代へ 「建築×水族館」の170年
Part 1. 東京・千葉・神奈川
Part 2. 西へ、南へ
Part 3. 東へ、北へ

著者略歴

著:宮沢 洋
画文家、編者者。元日経アーキテクチュア編集長(2016~19年)。2020年に独立。現在、Office Bunga主宰。株式会社ブンガネット設立。著書に『隈健吾建築図鑑』、『建築巡礼』シリーズなど、自身が登場し解説するイラストと図解により軽妙な本づくりが人気。

ISBN:9784861528941
出版社:青幻舎
判型:B5
ページ数:208ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSV