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昭和ちびっこ未来画報

ぼくらの21世紀

著:初見 健一

紙版

内容紹介

「地球大脱出」「二〇六一年の東京」「夜のないせかい 人工たいよう」「コンピューターが人間製造」…、
本書には一九五〇~七〇年代の間に、さまざまな子供向けのメディアに掲載された《未来予想図》が収録されています。
当時、21世紀を図解した記事はその大半が空想、夢想、妄想に基づいた荒唐無稽のトンデモ未来観のオンパレードでした。

本書は、小松崎茂、石原豪人をはじめとする空想科学イラストの巨匠たちが描いた未来画を
暮らし、交通、ロボット、コンピューター、宇宙、終末の六項目に分けて紹介。
当時の少年少女たちに大人気の定番コンテンツだった「21世紀はこうなるっ!」を図解した記事は、
媒体である雑誌そのものが大量消費とともに破棄されたこともあり、
その殆どは当時の読者の記憶の中だけで生きつづけてきました。

現実の21世紀に暮らす「未来人」となった今、
当時の大人たちが心血注いで創造した「消えてしまった21世紀」—夢や希望に満ちたユートピアもあれば、絶望的な光景が描きだされるデストピアも—をめぐる時間旅行に出かけましょう。

当時の少年少女にとって最大の関心ごとであり、わくわくの源でもあった「未来」。
ぎっしりと詰まった想像遺産の数々をお楽しみ下さい。

著者略歴

著:初見 健一
初見健一(はつみ・けんいち)“懐かしがり屋”ライター。
著書に『まだある。』シリーズ(大空出版)。
現在12タイトルがロングヒット中。

ISBN:9784861523151
出版社:青幻舎
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2012年01月
発売日:2012年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GBCS