上村松園画集
監:平野 重光
紙版
内容紹介
明治8年、京都に生まれた松園は、気品に満ちた美人画を描き続け、
凛とした女性美を繊細な筆致で見事に表現し、昭和23年、女性初の文化勲章の栄誉に輝きました。
格調高い近代美人画は日本画壇史に燦然たる光芒を放ち、その清楚にして典雅な絵画世界は、
今日もなお、多くの人々に深い感銘を与えています。
本書では、代表作を全国に取材し、美人画約66点、素描・下絵約30点を掲載し、松園の美の軌跡を辿ります。
序文:上村淳之 寄稿:志村ふくみ、杉本秀太郎
解説:鬼頭美奈子、青山訓子