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正統的周辺参加としての社会科教育の展開

アンラーニングによる社会参加をもとに

著:田本正一

紙版

内容紹介

市民社会への参加を可能にしうる社会科教育のあり方を、正統的周辺参加の理論やアンラーニングの視座をもとに、授業やカリキュラム、学習評価において検討。学校、地域社会、国家社会、地球社会といった多様な共同体における関係性や状況を問い直し、学びを活かすための原理と具体例を提示する。

目次

序章 研究の目的と方法
第1部 アンラーニングによる社会参加としての社会科教育の原理
第1章 アンラーニングによる社会参加としての社会科学力
第2章 アンラーニングによる社会参加を原理とした社会科授業と学習評価
第3章 アンラーニングによる社会参加を原理とした社会科カリキュラム
第2部 アンラーニングによる社会参加としての社会科授業の開発
第4章 学校共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第5章 地域社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第6章 地域社会共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第7章 国家社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第8章 国家社会共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第9章 地球社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第3部 アンラーニングによる社会参加としての社会科学習評価の開発
第10章 アンラーニングによる社会参加としての社会科学習評価の開発
第11章 社会参加としての社会科学習評価の開発
終章 研究の成果と課題・展望
引用・参考文献
あとがき
事項索引
人名索引

著者略歴

著:田本正一
田本正一(たもと・しょういち)
山口大学教育学部准教授。佐賀大学教育学研究科修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、ディベート教育。主な著書・論文に、『学びの脱中心化―知的冒険としての学校教育研究』(編著、大学図書出版、2021年)、「市民的変容の実存論的考察―公的領域への現れとしての活動」(日本社会科教育学会『社会科教育研究』第143号、2021年)、「ノットワーキングを意図した社会科授業の実践―外部連携による相互的な学習を目指して」(教育目標・評価学会『教育目標・評価学会紀要』第30号、2020年)、「市民社会への参加に注目した社会科学習評価の検討―小学校第3学年における学習者のナラティヴを事例として」(全国社会科教育学会『社会科研究』第86号、2017年)、「ナラティヴ・アプローチによる『学習』の検討―アンラーニングする学習を目指して」(山口大学教育学部附属教育実践センター『研究紀要』第44号、2017年)、「人口減少社会に対応した小学校社会科授業の開発―アンラーニングによる正統的周辺参加からの考察」(日本社会科教育学会『社会科教育研究』第125号、2015年)など。

ISBN:9784861109461
出版社:春風社
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN