現代の皮膚感覚をさぐる
言葉、表象、身体
編:平芳幸浩
紙版
内容紹介
デジタル・デバイスが浸透し、ヴァーチャルな空間での活動が増加する現代社会においてもなお/であるからこそ、皮膚はファジーで錯綜的、非局所的な身体感覚のトポス(在処)としてある。
現代の表現行為や日々の営為における皮膚感覚、その意義と可能性に触れなおす。
目次
序論 [平芳 幸浩]
第1章 かゆみの哲学断章―哲学的触覚論のゆくえ [藤田 尚志]
第2章 皮膚と時間―作品の「身体」性格を再考する [若林 雅哉]
第3章 陶器のようにつるりとした背中―村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』における皮膚 [高木 彬]
第4章 シームレスの美学―ファッションと皮膚感覚 [平芳 裕子]
第5章 プラスチックが蠢く、プラスチックと蠢く―『寄生獣』における皮膚(感覚) [太田 純貴]
第6章 ピピロッティ・リストのヴィデオ・インスタレーションにおける皮膚感覚 [牧口 千夏]
第7章 皮膚感覚としての「建築する身体」―荒川修作+マドリン・ギンズあるいはヘレン・ケラー [平芳 幸浩]
第8章 サーフェスとイメージ―新しい映像創作がもたらす皮膚感覚 [池側 隆之]
ISBN:9784861108495
。出版社:春風社
。判型:4-6
。ページ数:264ページ
。定価:3700円(本体)
。発行年月日:2023年03月
。発売日:2023年03月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。