人形とイギリス文学
ブロンテからロレンスまで
著:川崎明子
紙版
内容紹介
小説における人形を分析することで、人間と非人間、生物と非生物の境界や関係を吟味し、人間を人間扱いすることの意味を問う。
目次
序章:人形はどこへ行った
第1章:人形を愛する―シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』―人形ではなく人間として愛し愛されるまで
第2章:人形を埋める―チャールズ・ディケンズ『荒涼館』―鏡/鑑としての人形
第3章:人形を罰する―ジョージ・エリオット『フロス河の水車場』―少女がふるう暴力
第4章:人形に話す―フランシス・バーネット『小公女』―人形エミリーの退場と女王セーラの入場
第5章:人形で遊ぶ―H・G・ウェルズ『トーノ・バンゲイ』―ドールハウスを出て大海へ
第6章:人形を燃やす―D・H・ロレンス『息子と恋人』―ポール/パウロと〈犠牲〉の終わり
終章:人形はどこへも行かない
参考文献一覧
あとがき
人名索引
事項索引
ISBN:9784861108457
。出版社:春風社
。判型:4-6
。ページ数:270ページ
。定価:3400円(本体)
。発行年月日:2023年03月
。発売日:2023年03月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。