19世紀フランスにおける女子修道院寄宿学校
著:山内 由賀
内容紹介
度重なる革命の生じる19世紀のフランスで、いかにして修道院寄宿学校は女子教育を担い続けてきたのか。その変容と内実を解き明かす。
目次
はしがき
序章 女子修道院寄宿学校を問うということ
第1章 修道院寄宿学校の始まりから隆盛まで
第1節 修道院寄宿学校の始まり
第2節 フランス革命による修道院寄宿学校の閉鎖
第3節 世俗寄宿学校の登場と女子教育論
第4節 修道院寄宿学校の復興修道院寄宿学校に対する社会的認識
第2章 修道院寄宿学校における教育
第1節 寄宿生活
第2節 修道院寄宿学校における授業
第3節 「競争」と「褒賞」の活用
第4節 「針仕事」の二つの側面
第3章 女性と宗教教育
第1節 修道院寄宿学校における宗教教育
第2節 修道院寄宿学校で学んだ女性たち
第3節 女子教育における宗教教育の役割
第4節 カトリック教会復権のための女子教育
第4章 非宗教の女子教育をめざして
第1節 皇后ウジェニーと女子教育
第2節 公教育大臣による修道院寄宿学校調査
第3節 女子中等教育講座の開講
第4節 女子医学校設立計画
第5章 修道院寄宿学校と女子リセ・コレージュ
第1節 第三共和政の成立と反教権主義政策
第2節 女子中等教育法の成立
第3節 女子リセ・コレージュの設立
第4節 対抗する修道院寄宿学校
終章 女子修道院寄宿学校とは何であったのか
第1節 一九世紀フランスにおける修道院寄宿学校の盛衰
第2節 宗教的な女子教育から非宗教的な女子教育へ
第3節 二〇世紀以降の修道院寄宿学校と男女教育の同格化
あとがき
引用文献および参考文献
索引
ISBN:9784861107351
。出版社:春風社
。判型:4-6
。ページ数:256ページ
。定価:3600円(本体)
。発行年月日:2021年04月
。発売日:2021年04月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB。