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木材学―基礎編―

編:日本木材学会

紙版

内容紹介

樹木(資源)から木材(原料・材料)、さらに各種製品への流れにおいて、木材の基本的性質(生物学的、化学的、物理的)がどう生かされ、相互に関連しているのかを理解するために、木材に関する基本的で重要な知見を正確かつ網羅的に説明。さまざまな分野の研究者、技術者、学生、行政関係者などが木材を理解するための決定版テキスト。全2巻で構成。

目次

1章 木質資源と環境影響
 1.1 世界の木質資源・日本の木質資源
 1.2 世界と日本の木材需給
 1.3 木材利用と資源・環境
2章 木材の概観
 2.1 木材について
 2.2 木材の巨視的およびミクロな特徴
 2.3 木材利用の視点
3章 木部の形成
 3.1 維管束の発達と樹幹の構築
 3.2 形成層活動の季節的変化の制御機構
 3.3 細胞壁の形成と有用成分
4章 木質の基本構造
 4.1 針葉樹材
 4.2 広葉樹材
 4.3 非木材素材
5章 木材の物理的性質
 5.1 密度
 5.2 含有水分
 5.3 水分吸着
 5.4 膨潤と収縮
 5.5 弾性
 5.6 様々な外力と破壊
 5.7 力学的特性に影響を及ぼす因子
 5.8 粘弾性
 5.9 塑性
6章 リグニンおよび木材主要成分の分離
 6.1 リグニンと化学パルプ化
 6.2 リグニンの分離
 6.3 リグニンの利用
7章 セルロース・ヘミセルロース
 7.1 セルロースの化学
 7.2 ヘミセルロースの化学
 7.3 木質由来循環型プラスチックへの展開
8章 紙・セルロースナノファイバー
 8.1 紙の化学
 8.2 セルロースナノファイバーの化学
9章 抽出成分
 9.1 抽出成分とは
 9.2 化学構造と機能・利用
 9.3 抽出成分の多様性

著者略歴

編:日本木材学会
一般社団法人 日本木材学会  1955年に設立された日本学術会議協力学術研究団体。木材学会誌やJournal of Wood Scienceの発行、学会賞等の顕彰制度、年次大会の開催に加え、支部活動や研究会活動、図書出版などを通して、木材に関する基礎および応用研究の推進と研究成果の社会への普及を図っています。

ISBN:9784860994051
出版社:海青社
判型:A5
ページ数:268ページ
定価:2364円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年04月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TVR