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おかやまの歌舞伎

備中宮内芝居を中心に

著:赤木 愼平
企画:おかやま・歌舞伎・観る会

紙版

内容紹介

安芸の宮島、讃岐の金毘羅と並び
江戸時代から知られていた備中の宮内。
明治の始め、その伝統が絶えてしまった…
宮内芝居を中心に、備前・備中・美作に繰り広げられた歌舞伎の姿をたどる労作

目次

目次
発刊にあたって
はじめに
第一章 初期歌舞伎の時代相と岡山藩の風俗対策
 一 初期歌舞伎の時代相
 二 岡山藩の風俗対策
第二章 西国の芝居どころ宮島・金毘羅・宮内
 一 小説で世に知られた西国の芝居どころ  
 二 宮島・金毘羅・宮内の芝居興行のあらまし 
第三章 江戸初・中期の宮内芝居とおかやま各地の芝居禁止
 一 宮内を訪れた役者たち  
 二 おかやま各地の芝居禁止
第四章 江戸後期の宮内芝居をめぐって
 一 宮内芝居と略図・見立て番付 
 二 宮内への旅芝居―『手前味噌』にみる
 三 江戸後期の宮内芝居
第五章 江戸後期おかやま各地の芝居 
 一 御後園での座敷歌舞伎―もう一つの宮内芝居  
 二 備前での芝居―お目こぼしはあったか  
 三 美作での芝居―出雲往来に沿って
第六章 明治維新を迎えて―江戸時代の名残
 一 宮内芝居の衰退
 二 岡山での芝居興行
 三 美作では―常小屋・地芝居はどこに残ったか
資 料
  おかやまの歌舞伎―備中宮内芝居を中心に 略年表
  主な参考文献
あとがき
  協力者一覧
  発足から7年間の歩み

著者略歴

著:赤木 愼平
1930年岡山市生まれ。広島高等師範学校卒業後、岡山県内の高等学校に勤務。
1960年岡山演観協(現・岡山市民劇場)代表、63年岡山労演委員長(同年末辞任)、
1990年岡山県高等学校を定年退職、岡山県立美術館に勤務、98年に同館退職。
現在、全国高演協・中国高演協・岡山高演協顧問、おかやま・歌舞伎・観る会代表意委員。
著書に『岡山操山高校演劇部史 1945~1990』(1995年第27回岡山出版文化賞佳作受賞)
企画:おかやま・歌舞伎・観る会
岡山の歌舞伎を愛する人たちの手で、1997年10月に結成。岡山の地での歌舞伎公演や観劇ツアーや歌舞伎俳優等を招いての「お楽しみ例会」を開催。活動の基本は「楽しみながら、学びながら」。会員約200人。代表委員・長﨑司

ISBN:9784860692650
出版社:吉備人出版
判型:A5
ページ数:217ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2010年08月
発売日:2010年09月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ