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文章を書くのが苦手な人は「下書きメモ」を作りなさい

著:南 英世

紙版

内容紹介

文章を書くのが苦手な人や文章の書き方を知らない人でも、難なく文章を書けるようになる数々の秘訣を盛り込んだ“特効薬”的な一冊。本書を読めば「頭の中が空っぽ」な状態で書くべきことが思い浮かばなかった人でも、読み手にきちんと伝わる論理構成の文章が書けるようになります。
書くのが苦手な人に共通するのは次の3つです。①そもそも訴えたいことがない、②書く手順や型を知らない、③関連する予備知識がない。逆に言えば、これを克服できれば書くことに対する抵抗感をなくすことができますが、本書はそうしたトレーニングを受ける機会がなかった学生や社会人を対象に、レポート、報告書、提案書、小論文、論文、エッセイ、ブログなどの文章を書くうえで必要とされる基本的スキルを、「下書きメモ」の作成という方法によって身につけるための本です。この一冊で、「主張・結論」の創出から、「構成」「推敲」、そして書くための知識や情報の集め方についても学ぶことができるようになっています。

目次

第1章 日本人が文章を書けない三つの理由
 1.心の底から訴えたいことがない
 2.書き方(型手順)を教えられていない
 3.体系的な予備知識が不十分


第2章 文章を書くための型と基本手順
 1.特定の誰かを意識して書く
 2.型を覚えると楽に書ける
 3.文章を書くための手順 -五つのステップ


第3章 文章が苦手な人は「下書きメモ」を作りなさい
 1.下書きメモを作る-ステップ1
 2.結論を決める-ステップ2
 3.構成を考える-ステップ3
 4.一気に書く-ステップ4
 5.推敲する-ステップ5


第4章 書いてみよう
 1.論文型文章の書き方
 2.エッセイを書いてみる
 3.1行目が勝負
 4.書くことの9割は「調べること」と「考えること」


第5章 わかりやすい文章とは?
 1.すらすら読める文章
 2.推敲のチェックポイント
 3.使い分けられる日本語


第6章 書くことを何も思いつかない人のために
 1.outputの前にinputを
 2.フロー情報を集める
 3.ストック情報を集める
 4.情報は図式化して整理する
 5.考える力を磨く
 6.枕元にメモ帳を


第7章 実践編
 1.ブログ・SNSへの投稿
 2.レポートを書く
 3.論文を書く

著者略歴

著:南 英世
南 英世(みなみ ひでよ) 1951年生まれ、石川県出身。金沢大学法文学部経済学科卒、大阪府立高等学校元指導教諭(社会科)。論文指導を担当して40年、数多くの生徒の文章力を飛躍的に伸ばし、難関大学合格へ導いた。  著書に『学びなおすと政治・経済はおもしろい』、『意味がわかる経済学』(以上、ベレ出版)、高等学校用教科書『政治・経済』『現代社会』『社会と情報』(以上、共著、第一学習社)、その他『政治・経済指導書』『小論文の書き方』『国語便覧』など多数。

ISBN:9784860647216
出版社:ベレ出版
判型:4-6
定価:1400円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSL