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その日常、地理学で説明したら意外と深かった。

街と地域を知るための5つの物語

著:富田 啓介

紙版

内容紹介

人は土地に住み、その地域の自然環境やそこで育まれた多様な文化的社会的関係の中で生きています。ふだん人はそのようなことを深く考えることなく暮らしていますが、じつは地理学的な視点で見てみると、どの地域にも固有の歴史文化や自然があることがわかります。
本書ではそうした地域や自分が住む街のことを知るべく、物語で描かれる日常に即して地理学的な視点や考え方を紹介します。各章は物語パートと地理学の解説パートで構成され、何気ない日常を地理学的に解き明かしていきます。物語はとある家族が都市郊外の団地に引っ越してきたことからはじまります。この地域で起こる不思議な出来事の背景には何があったのか?
土地に刻まれた自然と人々の歴史が、時空を超えて織り成す感動のミステリーを楽しみながら学べる一冊です。

著者略歴

著:富田 啓介
1980年愛知県生まれ。2009年、名古屋大学大学院環境学研究科修了。博士(地理学)。名古屋大学大学院環境学研究科研究員、法政大学文学部助教を経て、現在、愛知学院大学教養部准教授。専門は自然地理学、特に地生態学。主な研究テーマは、里地里山における人と自然の関わり、ため池・湧水湿地をはじめとする生物生息地の成り立ちの解明と、その保全・活用。 主な著書に、『里山の「人の気配」を追って』(2015年、花伝社)、『はじめて地理学』『あれもこれも地理学』(2017年、2020年、ベレ出版)がある。趣味は山歩きと畑仕事。小学生の双子と保育園児に振り回される父親。

ISBN:9784860646868
出版社:ベレ出版
判型:4-6
定価:1700円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR