風はなぜ吹くのか、どこからやってくるのか
著:杉本 憲彦
紙版
内容紹介
風は直接、目に見える現象ではありませんが、私たちの生活を大きく左右する天気の要素のひとつです。本書では、そんな風が吹く仕組みを解説します。海風・陸風やフェーン、ビル風といった身近な風から、やませ、だし、おろしといった地域特有の風、偏西風などの地球規模の風、低気圧や台風の風、気候と風の関係、風の利用や予測など、風に関する話が満載です。捉えどころのなさそうな、大気の流れを調べている研究者が、風の「姿」を捉える旅に招待します。
目次
第1章 大気の成り立ち
第2章 地球の熱のやりとり
第3章 風の吹くしくみ
第4章 身近な風
第5章 地球規模の風
第6章 渦巻く風―温帯低気圧と台風
第7章 世界の気候と風の関わり
第8章 未来の風―天気予報と温暖化予測