生きて動いている「有機化学」がわかる
著:齋藤 勝裕
紙版
内容紹介
有機化学はもともとはその名が表しているように、動物や植物などの生体に関係した化合物に関する学問でした。しかし現代では生体以外の化合物を主に扱うようになっています。いまや、医薬品、洗剤、プラスチック、繊維など、身の回りで目にする非常に多くのものが有機化学産業の産物と言えます。そしてその研究は日々進化し続けているのです。本書では、「暗記」ではなく「考える」ことを意識しながら有機化学の基礎を学べるよう解説し、エネルギーや医療現場の最先端技術で有機化学がどのように活躍しているかにも触れていきます。
目次
序章 有機化学は生きた化学だ
第1章 有機化合物ってどんな形をしている?
第2章 有機化合物の種類と性質は
第3章 有機反応が有機化合物を変化させる
第4章 高分子とはどのようなものか?
第5章 有機反応が有機化合物をつくる
第6章 高分子は社会を変えるか?
第7章 有機化合物の宝箱、分子を超えた「超分子」
第8章 最先端の有機化合物
終章 未来を拓く有機化学