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ぼくを親孝行のできる子にしてください

著:山口 憲一郎

紙版

内容紹介

まちがいだらけの子育てと教育からの脱出をめざして。

「ぼくを(わたしを)親孝行のできる子にして下さい」これは、人として生まれながら、人として生きることのできなくなっていく今日の若者たちの心の叫び、慟哭である。
 人は自分ひとりの力では生きていけない。われわれが生きることのできる唯一のよりどころである「社会的分業に役立つこと」の意義を説きつつ人間性の回復の道を探る。

目次

はしがき

親孝行のできる子に
1.そもそも教育とは/2.親の願い/3.人は親孝行のために生れてくる/4.一番汗をかくのは親/5.親孝行に欠かせないもの(6~9略)

親はこうすればいい
1.三歳までのかかわり方/2.三歳からのかかわり方/3.おもいやり・尽くす心の学ばせ方/4.学力をつける家庭学習/5.才能を伸ばす遊ばせ方/6.学力・学歴はこう考えよう

教師はこうすればいい
1.教師にしかできないこと/2.二兔を追う教育/3.十字架を背負わす教育/4.民主主義教育のランキング/5.いい先生/6.部活を教育に

おとなはこうすればいい
1.お手本になること/2.近代社会のわれわれに必要な倫理、道徳/3.自由と平等/4.競争/5.はたらくこと/(6~7略)

総括
あとがき

著者略歴

著:山口 憲一郎
1937年、徳島県生。
生後まもなく朝鮮に渡る。終戦で帰国。
教職の日常が保守と革新、組合と反組合の対立や価値観の多様化などで翻弄され混沌化を深める1960年代の中頃、物の見方考え方はこれでいいのか、何に則ればいいのかを考えはじめ、1976年、その則るべきものとして社会的分業の原理を見出す。その後、この原理をもとに、世の当たり前とされていることを問い直す試みをはじめる。

ISBN:9784860371661
出版社:創風社出版
判型:4-6
ページ数:190ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2011年10月
発売日:2011年10月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN