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医と法の邂逅 第4集

編:いほうの会

紙版

内容紹介

 医学の発展は日進月歩であり,その実践である医療の役割もまた,質的に変貌し,人々の医療への要求の高まりとともに増加している。常に揺れ動く「医」と「法」が必然的に出会うこととなる社会生活において,「法」はいかなる理論をもって,異なる専門知識と技術を有する「医」と対峙することとなるのか。
 その対象や体系につき議論の途上にある医事法学に取り組む,「いほうの会」のメンバーによる研究論文集の第4弾。

目次

生殖補助医療における「子の福祉」について――英国における「ヒトの受精および胚研究に関する法律」の制定過程および二〇〇八年改正前後における議論を参考に/永水裕子
ベルギーにおける出生前検査に関する法的状況――フランスとの比較から/本田まり
医的な関与ある「内密出産」の法的課題に関する覚書――出生届にかかる課題を中心として/和泉澤千恵
医療過誤訴訟における相当程度の可能性法理と医師の割合的責任/金﨑浩之
医師の言動による法的責任――医療現場におけるロボットの利用に向けて/長島光一
司法解剖後の法医鑑定試料の取扱い――科学的証拠の検証可能性との関連において/辻村(伊藤)貴子

ISBN:9784860311810
出版社:尚学社
判型:A5
ページ数:254ページ
定価:6400円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年04月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MBN