社会福祉施設と住民との協働関係の基盤
高齢、障害領域の社会福祉法人による実践アプローチからの検討
著:南 多恵子
内容紹介
地域共生社会の実現、社会福祉法人の公益的活動の義務化、重層的支援体制整備事業の創設など、地域福祉推進への期待が高まる昨今において必読の書。
社会福祉法人施設が地域福祉活動を推進するにあたってのキーワードとなる、地域住民との「協働」の概念について文献研究等から再整理を試みるとともに、実践者である、施設の地域担当職員と住民との双方からのインタビューを通した質的研究により、施設が抱える課題と前提となる基盤、地域アセスメントに際してのポイントや具体的手法、住民からみた活動のモチベーションや協働のあり方について探求した一冊である。
目次
序章 問題の所在と本研究の枠組み
第Ⅰ部 社会福祉施設と住民との協働とは
第1章 社会福祉施設と住民との協働に関する概念の検討
第2章 社会福祉法人施設が取り組む地域福祉活動の文献検討
―地域住民との協働を伴う実践に着目して―
第Ⅱ部 社会福祉施設と住民との協働を支える基盤の検討
第3章 住民協働を推進する社会福祉法人が抱える課題
―地域担当職員のインタビューデータからの検討―
第4章 社会福祉施設との住民協働を推進するための必要条件
―社会福祉法人内外に求められる基盤の探索的検討―
第5章 社会福祉施設との住民協働のための地域アセスメント
―関係構築から地域ニーズ把握の展開に着目した探索的検討―
第Ⅲ部 住民側からみた社会福祉施設との協働
第6章 社会福祉施設と協働する住民の活動継続の理由
―高齢者福祉施設「西院」の事例による要因分析―
第7章 社会福祉施設と住民との協働の促進
―住民組織と高齢者福祉施設の実践例による要因分析―
終章 社会福祉施設と住民との協働関係を発展させていくために
ISBN:9784860156152
。出版社:みらい
。判型:A5
。ページ数:200ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2024年01月
。発売日:2024年01月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。