綾羅錦綉 田井千尋詩集
著:田井 千尋
紙版
内容紹介
50文字で綴る画期的詩集
詩人・田井千尋の紡ぎ出すことばは、かそけき自然の移り変わりを
全身で感受し、日本の四季の美しさを繊細に謳いあげる。
日本の伝統的なことばと現代のことばの美しい融合がここにあり、
それらは瑞々しいゆえに何度読んでも新しい。
語られている鳥や虫、とりわけ長年飼っていた愛犬(うさぎ犬)など、
小さきものの生命への愛おしみ――詩はいつしか祈りとして此の世を超えてゆく。
私は田井さんに現代の巫女の姿を見た。
(左子真由美)